相続を弁護士に相談すべきケースと相談先の選び方
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弁護士の選び方4選
相続問題に対応しなければならない場合、事案によっては、金銭の回収ができなくなったり、相続税申告を一旦未分割で行わざるを得なくなる等の不利益が生じる可能性があるため、信頼できる弁護士に早期に相談したいところです。しかしならが、弁護士の職務領域は極めて広く、弁護士であれば全てに精通しているわけではありません。
では、弁護士はどのように選べばいいのか。ポイントを4つお伝えします。
相続を得意とする弁護士を選ぶ
内科や外科、整形外科等、医療において専門分野が分かれているように、弁護士も、不動産問題に強い弁護士、離婚問題に強い弁護士、企業法務に強い弁護士等、専門(得意)分野がございます。明確に「相続」を得意分野とする弁護士に依頼するのがベターでしょう。弁護士のホームページを確認し、得意分野を確認してみましょう。
規模の大小は気にしなくて大丈夫
弁護士がいる法律事務所は規模の大小があります。完全に一人で運営している個人事務所もあれば、数百人の大規模で運営している大手事務所もあります。大規模な事務所が安心というイメージがあるかと思いますが、超富裕層の相続問題のようなケースを除けば、相続問題は弁護士が一人で対応します。そのため、規模の大小がサービスの質に影響しません。
まずは無料相談で相性を確かめる
弁護士への相談は、「初回無料」としている事務所が多くあります。まずは無料相談を利用して、相続の相談をしてみましょう。弁護士の仕事の取り組み方、説明のわかりやすさ、費用感など、人間性等、信頼できるか確かめてみましょう。
税理士か司法書士に紹介してもらう
弁護士に相続問題を依頼しても、相続税申告は税理士、登記手続きは司法書士が最終的に処理します。そのため、相続税申告を依頼税理士、登記手続きを依頼する司法書士に先に相談してしまい、弁護士を紹介してもらう方法もございます。
相続関連を得意分野とする税理士や司法書士は、相続問題に強い弁護士との繋がりがあることが多いので、自分で探すのに困った場合はこのような方法もございます。