家族信託で後悔しないために必要なこと
- 公開日:
- 更新日:
後悔しない家族信託のために必要なこと
専門家の選定が全て
金融機関や行政機関側の問題については、これを考えたところで、どうこうなるものではありません。重要なことは、家族信託サービスを提供する専門家側が、問題を把握した上で、これをお客様に十分に説明、理解していただき、可能な限り問題を回避することと、家族信託を組成した後にも、継続的にお客様を支援し、何らかの問題が生じる可能性が発覚すれば、都度お客様にそれを知らせ、必要に応じて対応することです。
詰まるところ、専門家が、お金をいただいてサービスを提供する以上、家族信託に精通し、作って終わりではなく最後まで責任をもって対応することが、お客様が家族信託の利用によって後悔されないために必要であるということです。
では、お客様側としてはどうすれば良いかというと、家族信託に精通し、ご自身にとって家族信託がなぜ適切で、利用した場合のリスクとして考えられることはどのようなことがあるかといった要点を丁寧に説明してくれて、事後の支援もしっかりと対応してくれる専門家に家族信託の相談ないし依頼をすることに尽きます。
子や孫、その先の世代まで影響していく遺産相続と自身の生活保障が掛かる、家族信託というサービスの利用はとても大きなことですので、後悔することのないよう、きちんとした専門家を選定することが大切です。